« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月

2010年7月30日 (金)

水産大学校での出前講義

 先日、下関は吉見にあります独立行政法人 水産大学校の水産流通経営学科1年生(22名)の前で、水産業の現状等についてのお話しをする機会をいただきました。

 水産流通経営学科は、漁業の生産現場と消費者を結ぶ流通や経済・経営に関する分野を研究される学科です。

 筆者の偏見かもしれませんが、少なくとも県レベルの水産試験研究分野では、資源調査・漁場開発・漁具改良・種苗生産・資源管理等の生産対策に重きが置かれ、また、行政施策としては、販路拡大・消費拡大・魚食普及等の消費者対策が中心で、これらを結ぶ流通対策としては市場整備・機器整備等のハード対策程度に止まってきたように思われます。

 そういう意味からも、水産流通経営学科が研究する分野は、これからますます重要になってくると思われる分野であると思われます(※)。

(※ あくまで筆者の個人的見解であり、これまでの生産対策や消費者対策も、もちろん、重要であることに変わりありません)

 さて、いただいたテーマは「下関の水産業 ~沖合底びき網漁業を中心として~」。

 全くの力不足であることは痛感しつつも、少しでも、現状報告ができればと思い、

 1 下関市の水産業の歴史

 2 山口県水産業における下関市の地位

 3 下関市の水産業の現状と課題

 4 対応策

 5 将来展望(望ましい姿)

という内容でお話しをしました。

 プレゼン資料を作成するに当たり、種々の資料を参考にしましたが、今更ながら思い起こされるのが、我が国漁業の発展に果たした下関の重要性です。

 特に明治期以降の汽船トロールや機船底曳網の発展の歴史資料・参考文献を読むと

、先人たちの努力や工夫に頭が下がる思いがします。

 当時とは、社会経済的背景が大きく異なりますが、新しい技術開発・導入や新分野への進出に、常に意欲を持って取り組んだその姿勢は、今の我々も見習わなければならないと気持ちを新たにしました。

 で、肝心の講義ですが、居眠りすることもなく、積極的な質問を寄せるなど、近い将来に期待が持てる学生さんばかりでした。

 こういう学生を見ると、まだまだ水産業も捨てたもんじゃないよscissors、と明るい気持ちになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月16日 (金)

兵庫県沖底漁業者の来訪

 ここ数日の大雨は、目を見張るものがありました。

 被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い日常生活への復興をお祈りいたします。

 さて、先週のことですが、兵庫県柴山の沖合底びき網漁業者の方々が、当地下関へと来訪され、下関おきそこの漁業者との意見交換がありました。

 先方は、言わずとしれた松葉ガニの産地で、いち早く生きた松葉ガニの出荷に取り組まれた実績をお持ちです。

 そのような先達を前に話すのは気が引けたのですが、当地でのアンコウを始めとしたPR対策について、実情をお話ししました。

 それを皮切りに意見交換が行われ、その中では、実は操業区域が一部近接しており、ひょっとしたら、沖ですれ違ったことがあったかもしれないという話も出て、ぐっと親近感がわく場面もありました。

 また、両方とも、漁船漁業構造改革に取り組んでいること、先方は、既に2隻の新船建造にこぎ着けたこと、下関でも、関係者が鋭意取り組んでいること、など、話は尽きませんでした。

 総じて取組の進んでいる先方から学び取ったことが多く、実り多い意見交換でした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 8日 (木)

マッチングコーディネータ会議

 7月6日は、午前中は下関漁港ビルで下関漁港沖合底びき網漁業ブランド化協議会が、午後からは県庁で農商工マッチングコーディネータ会議が開催され、移動も含め、結構大変な一日でした。

 農商工マッチングコーディネータの配置イメージは次のとおりであり、

Photo

県下に7名配置されたコーディネータは、月に一回集まって、それぞれの活動状況を報告し、より効果的な活動に結びつけるための意見交換を行っています。

 当日は、国における農商工連携の取組について、独立行政法人 中小企業基盤整備機構 中国支部のプロジェクトマネージャから説明をお聴きした後、岩国市から、山口県を時計回りに、萩市まで、各地域のコーディネータが活動状況を報告しました。

 その活動内容についてですが、先日来、拙ブログでも下関おきそこの漁獲物を利用した取組の概略を御報告しておりますが、内容が商工業者さんの新商品開発に関する内容であるだけに、なかなかおおっぴらにできませんsad

 ただ、近いうちには公表できる事例もありそうですし、下関おきそこの案件も、一日でも早く日の目を見ることができるよう努めていきますsign03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 7日 (水)

ブランド化協議会

 下関おきそこを営む生産者、市場関係者、観光・飲食関係者等で構成する「下関漁港沖合底びき網漁業ブランド化協議会」。

 昨日7月6日、協議会の会議が開催されました。

 議題は、人事異動に伴う副会長の互選のほか、昨年度事業の報告(決算)、本年度事業の計画案(予算案)についてが主要なもので、いずれも、原案どおり決定されました。

 今年度事業の主な取組は次のとおりです。

 地元の方々に受け入れられ、愛される「下関おきそこ」を目指して、また、心機一転、がんばりますsign03

-----------------------------------------------------------------

1 下関おきそこフィッシュマイレージキャンペーンの実施【継続・拡充】

○ フードマイレージの考え方を取り入れた当キャンペーンも3回目になり、より多くの方々に召し上がっていただくよう、充実・拡充を図ります。

-----------------------------------------------------------------

2 「あんこうの日」、「連子鯛の日」の制定【新規】

○ 下関漁港水揚げ日本一のあんこうや、あんこうに次ぐ重点魚種である連子鯛について、さらなる地元への浸透を図るため、それぞれの記念日を制定します。

(1) 「あんこうの日」を11月23日とします

(理由)

①勤労感謝の日である11月23日は下関漁港で開催される下関さかな祭の日として定着しており、『下関漁港=下関のさかな=水揚げ日本一のあんこう』、という連想から。

②『霜月あんこう絵に描いても舐めろ』と歌に詠まれるとおり、11月からあんこうは旬を迎え、また、鍋シーズンも本格化するから。

③11月23日の1+1+2+3=7で、あんこうの七つ道具に通じるから。

(2) 「連子鯛の日」を3月24日とします

①1185年(寿永4年)の3月24日の壇ノ浦の合戦の際、安徳帝とともに入水した平家女たちが、海中であでやかな小鯛に化身したとの伝説から。

②春の産卵期を控え、このころが旬で、美味しい時期を迎えるから。

-----------------------------------------------------------------

3 「下関おきそこ弁当」の認定【新規】

○ 平成21年度に開発した「連子鯛弁当」について、認定要領を策定し、ブランド化協議会による認定手続きを行うとともに、認定された商品については、認定シールを貼付し、PRを展開します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 5日 (月)

下関おきそこ全員協議会

 下関おきそこは、現在、休漁期間中です。

 この期間、乗組員や船体・漁具のリフレッシュはもちろんですが、各種の会合も開催されます。

 その一つが、全員協議会です。

 組合総会に近いものという位置づけでしょうか、来漁期に向けての話し合いや、休漁期間中に取り組む事業実施等について協議されます。

 先日、7月2日に、来賓として水産庁九州漁業調整事務所からの御出席もいただき、今年度の全員協議会が開催されました。

 しいら漬漁業との操業調整や、小型魚の混獲を回避する漁具の導入、船名表示の明確化など、来漁期からも継続して取り組む課題や、休漁期間中の漁場保全策としての海底清掃事業の実施など、多岐にわたる事項について協議しました。

 その中で、未利用魚の利活用を図る取組について、来漁期からは、新商品も出て本格稼働するとのメーカー側からの情報もあり、大いに期待が持てる状況も生まれつつあります。

 厳しい中だからこそ、新しいテーマに果敢に取り組む必要があると感じております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »