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2011年2月

2011年2月28日 (月)

あんこうブランド化

 下関漁港が水揚げ日本一を誇るあんこう

 日本一であるとする数値を公表する際、常に、次のとおり注釈をつけています。

Ankoudeta 

 そうです、あくまで「自認」なのです。

 農林水産省大臣官房統計部による公式統計がないため、以上のような形を取っているのですが、これを県単位で見た場合、山口県よりもあんこう水揚げが多いであろうと思われるのが、先日、当地を訪問された島根県と、あと一つが本州最北端の青森県。

 で、本日、その青森県むつ水産事務所から、当地へ来訪されました。

 青森県も主産地である風間浦あんこうのブランド化に取り組んでおられ、下関での取組を聴きたいとのことでしたが、先日の浜田市からの来訪と同様に、むしろこちらが教わることの方が多く、いい勉強になりました。

 意見交換を行う中で、青森県では、あんこうが沿岸漁業で漁獲されること・基本的に活魚であること・サイズと時期を明確化したブランド化を進めていること(小型魚は再放流し資源管理を行っていること)など、売りになる部分が非常に多いと感じました。

 併せて、県としても、標識漂流を行い移動や成長などの調査を実施していること等、試験研究分野でのバックアップも行っておられることも大きな強みだと、うらやましい部分もありました。

 とはいえ、種々の悩みがあるのは彼の地も同様であるようで、やはり、生産者や関係業者の方々による一層の主体的な取組みを求めておられるようでした。

 話の中で、あんこうをテーマに地域での取り組みを行っている関係者が一堂に会する「あんこうサミット」ができるといいですね、といったことを申し上げました(ホントに実現すると面白いんだけど、やるなら、何らかのきっかけが必要ですね)。

 本州の最北端と最西端で、奇しくも同じあんこうという魚種で結ばれることは、考えると非常に楽しくなってきます。

 適切な競争のもと、うまい産地間協力のあり方も考えてみたいと思いました。

 

 

 

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2011年2月23日 (水)

下関おきそこの魚たち ~ミズダコ~

 先日、毎日新聞系の通販会社が下関漁港市場を取材されました。

 取材のお目当ては水揚げ日本一のあんこうだったのですが、当然、あんこうだけではなく、水揚げされたいろんな魚介類をご覧いただきました。

 取材された方は、漁船からの陸揚げや市場内への荷役、またセリの状況など、初めてで非常に面白かったとのこと。

 で、あんこう以外で目をひいたのが、これ。

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 ミズダコです。

 北方系種ですが、下関おきそこではよく見る魚種の一つです。

 下関おきそこの操業海域は、基本的には暖流である対馬海流の影響を受けており、魚種も温帯系のものが主体となりますが、時として寒流であるリマン海流の張り出しが強いと亜寒帯系魚種も漁獲されます。

 代表的なものとしては、ミズダコやマダラが挙げられます。

 で、このミズダコですが、通常は無理矢理にでもトロ箱に押し込められているところ、大きすぎて入りきらなかったのでしょう、トロ箱の横に広げてありました。

 トロ箱の長辺は60cmですから、きっちり伸ばすと、全長は2メートルを超えるくらいでしょうか(もっと大きいかも)。

 山口県沖合の海の豊かさの一つの証と言ってもいいのではないかと思います。

 

 

 

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2011年2月22日 (火)

関門鍋対決 結果発表

 去る2月19日、20日の両日、JR小倉駅構内JAM広場にて開催された「第3回関門『鍋』対決」。

 下関側の一員として、水揚げ日本一のあんこう鍋を出展してきました。

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 協賛企業には、下関中央魚市場㈱と並び、しっかりと「下関漁港沖合底びき網漁業ブランド化協議会」の名前があります(ありがたや)。

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 両日ともに好天に恵まれて人出も多く、11時30分からのスタートのところ、来場者が長蛇の列をなしたため、15分早めた11時15分からの開始となりました。

 召し上がる場所のイスの数に限りがあることから入場制限をしながらの販売であったため、各ブースの前ではお待たせすることもなく、比較的スムースに流れたのではないかと思います。

Dsc05578_2 

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 入場されてすぐに、「あんこう鍋を目当てに来たよ」とおっしゃってくださるお客様も多く、水揚げ日本一のあんこうは着実に浸透してきているという思いを強くしました。

 また、召し上がった後に「美味しかった」、「昨日(2/19)も食べたよ」と声をかけてくださるお客様も多く、たいへん、嬉しく思いました。

 おかげさまで、終了時刻の14時30分を待たずに両日ともに完売。

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 皆様、ありがとうございました。

 あ、そうそう、対決の結果でした。

 今回は、土曜、日曜ともに下関側の得票が多く、下関の勝利sign03

 通算、2勝1敗と、北九州側に花を持たせてもらいました。

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2011年2月18日 (金)

省力省エネと漁獲物の高付加価値向上による経営戦略

 今回のエントリーは、下関おきそことは少し離れたものですが、御容赦を。

 タイトルで掲げたのは、2月17、18日の二両日、下関市で開催された「第13回西日本まき網漁業シンポジウム」のサブテーマです。

 メインテーマは「まき網漁業を危機から救え! -Ⅱ」というもので、プログラム(初日)の内容は次のとおりでした。

1 「もうかる漁業」を利用した代船建造

2 省エネを達成するエンジンの使い方

3 漁具の省エネ省力化(大目網の利用)

4 沿岸まき網漁具の設計

5 漁獲物の高付加価値化を目指して(短期蓄養による魚のストレスと鮮度の関係)

6 まき網漁業経営のあり方

総合討論「経営戦略の組み立てとそれを達成する協力体制の確立」

 どうでしょう。「まき網」とあるのを「底びき網」に換えたとしても、全く違和感のない、むしろタイムリーな講演テーマです(こんな「底びきシンポ」があれば、是非にでも聴講したいところです)。

 このシンポジウム、以前から、都合が付けば出席しているのですが、常々驚かされるのが、内容の濃さとともに、全て民営でなされていること。

 通常、こうした講演は行政の関与があることが多いのですが、まき網シンポは、西日本ニチモウ㈱様の主催により、計画立案から実施まで、一切合切がなされております。

 これはすばらしいことです。

 ややもすれば、行政に頼りがちな面がある水産業界ですが、諸課題を自らのこととして、自らで解決策を模索するこうした動きは、下関おきそこも見習わなければならない点だと考えます。

(※ 行政施策を積極的に活用することをいうのではありません。念のため) 

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2011年2月16日 (水)

関門鍋対決!

 今週末の2月19日(土)、20日(日)の両日の午前11時30分から、JR小倉駅構内のJAM広場にて、「第3回 真冬の関門『鍋』対決」が開催されます。

 これは、北九州商工会議所と下関商工会議所が共催するもので、双方自慢の鍋料理を一杯250円で提供し、それを召し上がったお客様が、美味しいと思った方に一票を投じるものです。

 ※500円のチケットを購入し、2杯をお召し上がりいただきます。

 下関側からは、下関漁港水揚げ日本一のあんこう鍋のほか、とんちゃん鍋・和風海鮮キムチ鍋・海鮮とんこつ鍋・ふくなべの5品がエントリーします。

 で、我があんこう鍋は、フィッシュマイレージキャンペーンでもお馴染みの「旬楽館」様によるもので、美味しいことは請け合いです。

 これまでの対決は、下関と北九州とが一勝一敗のタイ。

 今回で、下関の勝ち越しとしたいところです。

 下関応援団のあなた、今週末はJR小倉駅にGOsign03

 

 ※ 前日の2月18日(金)から、小倉では「第11回 食市食座」という食に関するイベントが開催されています。鍋対決も、このイベントの一環として行われるものです。

 

 

 

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2011年2月12日 (土)

暴風雪警報発令中

 山口県は、昨日2月11日の20時25分に暴風雪警報が発令され、本日12日の11時現在、継続中です。

 加えて外海側の長門市・萩市・阿武町には、波浪警報も発令されています。

 下関漁港内も、西からの強い風が吹き荒れており、漁港内でも白波が立っています。

 昨夜の下関おきそこの入港は3船団。

 日付が変わった本日01:15からのセリに上場し、すぐさま、氷と魚函を積載して出港しました(ちなみに、こうした入出港を「揚げ出し」と呼んでいます)。

 しかし、この悪天候のため、3船団とも帰港を余儀なくされて、現在は港内係留中です。

 水揚げ確保は大切ですが、それよりも、まずは安全確保。

 早く低気圧が通り過ぎてくれることを願うばかりです。

Dsc05517(係船中の下関おきそこ

Dsc05520(窓の外には、降り積もった霰)

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2011年2月 9日 (水)

浜田市からの来訪

 下関おきそこの各船団は、もともとの出自が下関市だけではなく、長門市、愛媛県八幡浜市や島根県浜田市などなのですが、本日は、その島根県浜田市から当地への来訪がありました。

 お越しになったのは、はまだ産業振興機構のお二方。

 下関と同様に、沖合底びき網の根拠地である浜田市も、操業統数が減少し、魚価、特に浜田と言えばカレイ一夜干しが有名ですが、それでも近年は価格が低迷するなどといった課題を抱えておられるとのこと。

 下関での取組を参考にしたいとのことでしたが、とんでもない、こちらこそ「どんちっち」ブランドなどの取組を教えていただきたく、情報交換を行いました。

 当たり前と言えばそれまでなのですが、ほぼ同じ海域を操業するため、漁獲物組成や資源動向は同じで、また、経営を取り巻く諸条件(乗組員の高齢化、船齢の高齢化、燃油や所持材の価格高騰など)も同じ。

 ただ、浜田市の強みは地場の加工業が発達していること。

 この点は、下関にとってはうらやましい点であり、少しでも追いつけるよう努力の余地が残されている点でもあると感じました。

 それと、先方がおっしゃった話の中で心強く思ったのは、「同じ日本海で操業し、同じ水産資源を活用しているのだから、競争するばかりではなく共同した資源管理などが必要である」ということでした。

 適正な競争は必要だけれど、過当競争に陥り共倒れになるという愚は避けねばなりません。

 その意味で、「地域間競争」と「地域間共同(協同)」を両立させる方策を考えていきたいものです。 

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